三日目「観光、弥彦山」


起床
11月20日。いよいよ最終日。
とんでもない夢に起こされた6時50分。
トーストに目玉焼きの朝食をいただいて、出発まで散策。
昨日見てきたお社の写真を撮りに行きます。

・・・

湯殿山
湯殿山神社。鉄の鳥居とプレハブの拝殿。本殿は 閉ざされ、ほとんど倉庫です。

古峯
こちらは古峯神社。鳥居の左手に碑があります。 殿については湯殿山と同様。
狛犬の台座に面白い彫刻を発見。要調査。

問題はこの二社が全く正対していること。
文字通り真正面に、しかも極近距離にすえられています。
こんな配置見たことない。

八雲様
さて、今度は八雲様。街中に会って大層なお社で す。

手水場
勺は二本だから、寺院が優勢なのかな?

正面
境内。こうしてみても立派なものです。
やっぱり狛犬が面白い。

拝殿
拝殿。昨夜来たときは戸が閉めてありましたが、今は開かれていてお 賽銭をいれることができます。

境内社
こちらは境内社の山神神社。なんだか荘厳。

封印?
殿には古い閂が。こ、これは気になる・・・。
やっぱりお寺さんも見たかったけれど、時間的に断念。

紅葉
帰り際の一枚。文化センターにて。昨夜のうちに訪ねていればよかっ たと後悔。

・・・

ぬこさま
イソイソとノートを纏め、ハイヤーを呼ぶ。
こちらは本当に慌しい訪問になってしまいました。
でも、婆様が元気そうでなにより。
最後にお仏壇に手を合わせて、出発。
ありがとうございました。

・・・

間もなく駅に到着。昨日のタクシーより200円も安かった。 あいや。
ガラガラの特急列車で調べ物をしているうちに出発。自由席でもよか ったと後悔。

特急からの風景1
さようなら山形。
これから二時間かけて新潟、そこから六時間ほど観光です。
詳しくは決めていなかったけど、一時間程度で行ける弥彦を見ること に。
現地で調べればいいやと窓の外に目をやる。今にして思えば 甘かった。

特急からの風景2
次第に日本海が見えてきました。うぇ、寒そう。

特急からの風景3
海は見えては隠れ、見えては隠れ。
岩が目立ってきたらあと半分で新潟です。

・・・

少し仮眠を取っている間に新潟に到着。改札までが遠かった。
ロッカーに荷物を突っ込んで、待合室のPCで路線を確認。
どうも一時間おきぐらいでしか列車が出ていないようです。
まあ早めに回ればよかろうと、弥彦に向けて出発。

・・・

越後線
こちらは越後線の列車。相変わらずワンマン・ニ車両。
越後線は田んぼばかりであんまり面白くなかったな。目立った方言も なし。

弥彦線
吉田から弥彦線に乗り換え。やっぱりワンマン・ニ車両。
驚いたのは「半自動ドア」。手で開けるんです。 わーお。

遠景・弥彦山
直に弥彦山が見えてきます。こんな日でも観光客は沢山。げにげに。

・・・

看板
一時間ほどで到着。まんま観光地です。
大鳥居も見たいからテキパキ行きましょう。

弥彦山
温泉街から。箱根より立派だと思う。

渓流
さすがというか、市街も結構風情があるんですね。

一の鳥居1
駅からおよそ15分。これが弥彦神社!

一の鳥居2
素晴らしい迫力です。これは一の鳥居かな。
鳥居をくぐると菊がいっぱい並んでる。なんぞ。

玉橋
左をみると玉橋。沢が美しい。
境内を前にして、右に曲がります。おいしいものは後で食う。

本殿跡
本殿跡。一度焼失しているらしい。
看板の言葉遣いがなかなか面白いので、見てみるといいかも。
そのまま行くと宝物殿があり、古刀を展示しています。
館内撮影自由だそうで、早速入館。
一階は展覧会みたいになっていました。さっと見て二階に。
一面刀だらけ。そんな中に・・・

肖像画ねえ
ほほう。
まあ、案の定と言うかなんというか。えーと。面白いと思うよ。
じゃあ次、次。

宝刀
こちらは弥彦の宝刀。
他にも刃渡り2mの大太刀とかあって面白かったです。

御山信仰
宝物殿側から本殿を望むと、背景に弥彦山の稜線が見えます。
御神体は御山かと思って確認したら、その通りとのこと。
そらそうだわな。

歌碑1
弥彦の歌を刻んだ碑。
「伊夜比古 おのれ神さび 青雲の
たなびく日すら 小雨そぼ降る」

一旦引き返し、殿の正面から改めて参拝。

境内
境内前から。いい雰囲気。

手水場
200万人/年の水場。多いな。
すぐ脇で郵便局が出張販売していたので葉書を購入。ついでに平成2 0年切手も購入。

神秘
全体は垂直の杉に覆われ、霧雨も相まってとても静か。

正面
正面門の大きいこと。

絵的好奇心
門からは拝殿がまっすぐに見通せます。構図的におもしろくて、つい 。

拝殿
ついに拝殿。わーでかい。これぞお社。
とりあえず失礼料を払って、引き続き探検。

本殿?
進入禁止にはなっていたけれど、本殿はある様子。御山信仰を確信。

拝殿を辞す
いやあ立派にござる。

・・・

ここで殿に向かって左手から出ると、ロープウェイ乗り場行の無料バ スが停車していました。
御山に行かねばしょうがない、と早速乗車。

ロープウェイ1
1分程度で到着。ロープウェイは往復で1300円。まあそんなもん か。

ロープウェイ2
紅葉が素晴らしい。
乗り合わせた人は3人で、そのうち一人は地元人らしい。ロックオン 。

ロープウェイ3
上るにつれ雲の中へ。麓が覗けないのは残念だけど、これはこれで。

弥彦山
到着。まさに雲海ですな。視界は7mってところ 。
少し行ったところに展望台があり、高〜いお食事が摂れます。
もちろん展望は一面、霧。中の展示は参考になったけどね。

いざ奥宮へ
さあ、奥宮を目指しますわよ!

霧の道1
うら寂しい霧の道を延々上っていきます。意外にきつい。

山頂?
参町、と刻まれた標。
山頂だと思うこと無かれ。まだ半分でござる。

霧の道2
このままどこかに迷い込みそうな・・・ということはなく、
定期的に人工物が現実に引き戻してくれます。

到着
やっとついたー!
そんなに歩いてないはずなのに疲れました。
脇の社務所では諸々のお守りが買えます。ここまで来て買うやついる のか。

歌碑2
脇には例の歌の碑。どうも万葉集に掲載されている御山の歌らしい。

弥彦の岩
弥彦山。ロプウェイ乗り場にあったのはダミーか、と言いたくなる。

モリ
この杜を中心とした囲いが本尊らしい。陵の印象。

奥宮
鳥居から杜をぐるっと回った位置に拝殿が。
正面からは恐らく弥彦の集落が一望できたのでしょう。まさに君臨。

天香具山
どうやら天香具山が正体みたいですね。

本殿
本殿=杜は厳に結界されています。賽銭箱はアルミの癖に。

奥宮を辞す
失礼しました。

・・・

往復券を買ったので、帰りもロープウェイ。
というわけで来た道を戻るわけですが、これがかなりキツい。
降る方が負担が大きいってのは本当なのね。
ところで、行くときよりも帰るときのほうが発見が多いものです。

脇道1
こんなわき道とか。

脇道2
こんな小道に気づいてしまったりするわけですよ。
晴れていたら行ってみたい。超行きたい。
さて、往きは僅かだった乗客が、帰りはいっぱいになっていました。
どっから沸いてきたんだってぐらい。で、押し合い圧し合いで下山。
神社まではまた無料バスが出ているのですが、今度は徒歩で行ってみ ることに。

旧参道?
大正解。沢の音や鳥の音、樹の息。疲れた現代人 にオススメ。
おまけにこんな発見もありましたし。
どうやらこっちが本来の参道みたいです。

歌碑3
別の歌を発見。クリックで高解像度。

・・・

これでおおよそ回ったかな、と時計を見ると15時10分。ちょうど列車 が行く時間。
仕方ないからあと一時間観光です。

神社を辞す
弥彦様、失礼しました。

駐車場から
こっちは南の大駐車場側の鳥居。恐らくパフォーマンス。

祓戸様
そのすぐ近くの祓戸様?樹が立派。

拝殿
簡素なお社です。もしやと思い回り込んでみると・・・

本殿?
案の定祠が。
わざわざ立て直したのか、それとももともとこっちが本殿なのか・・ ・

下諏訪
今度は下諏訪。なんだか怒られそうな周り方だな。

穴がきになる
やはりと言うか、最低限のお社。
下諏訪を出、看板に従い丘を登りま・・・


脇道3


俺を誘惑するんじゃない!
気を取り直して丘を登りきると、素晴らしい光景が。

弥彦山

弥彦
色がとんでる。う〜む。
まあ実際は本当に素晴らしいので、ご参拝の折には是非とも。
さて、ここで一度駅に帰りますが、発車まであと20分。
か、上諏訪も行けるか・・・?
逡巡。決断。俺は歩き出した。大股で。
5分で往き、5分で見、5分で帰る。いける!
ってわけで急いで参拝。

上諏訪
よかった。ついた。

拝殿
拝殿は鳥居を右手側に折れた位置。なんだか不思議な空間利用。

大銀杏
なんと言ってもこの銀杏!でかい。
よくわからないけど、もとはこの銀杏を祀る場所だったんじゃないか な。
時間がなかったのが悔まれる。パーチクショウ!

弥彦を辞す
なんとか帰還。
駅も社を模してるのか。ははっ。
それにしても駅周辺の立地は、以前行ったアイヌコタンによく似てい ます。
観光地ってそんなもんか?

・・・

後は新潟まで、全く逆の順序で帰りました。
ボチボチ暗くなり始め、窓外を撮影することもできず。
ノートを取り出して早速レポート。
吉田で新潟行に乗り換えると、やけに学生が多い。
さすが新潟、とか思っていたら、列車の待ち合わせに使っていただけ の模様。ファック。
うるさいからipodを取り出すと、殆ど使っていないのに電池が半分切 ってる。ファック。
写真を整理して、ノートを整理して、そんなこんなで新潟です。
時間があればレインボウタワーでも見ようかと思い、街中へ。

途中で松屋に寄ったのが行けなかった。
時間が悪かったのか、おばさん一人。
食券かって、待っても来ず。
トイレから戻ってきたらようやくお茶が出た。
そのあと豚飯が出るまで6分待ち。
思わずフリーザ様の台詞が頭をよぎる。

しようがないので観光を断念。土産屋を見て潰すことに。
結果として正解だったけどね。
あとは、土産買って、荷物下ろして、新幹線乗って。
大宮で乗り換えて、暑さに苦しんで、以下以下。
無事帰還。
お疲れ様でした。

・・・

大変慌しい旅行だったけど、
祖父母に挨拶できたし、
写真もいっぱい撮れたし、
自分の興味も再確認できたし、
いい旅行でございました。
是非また一人旅したいねえ。
遠野とか、津軽とか。
あるいは沖縄か宮古か。
うん。


16:45 2009/11/21